2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

国民投票法案上程(2)

自民党案よりは民主党案のほうが「まし」だと思う。その理由は,以下の2点。 自民党案は,公務員の投票運動を過度に広汎に制限している。 「過半数」の分母を,自民党案が「有効投票総数」としているのに対して,民主党は「投票総数」としている。 しかし,…

国民投票法案上程

以下,民主党談話。 民主党憲法調査会長 枝野 幸男 民主党は26日午後、国民投票法案(「日本国憲法の改正及び国政における重要な問題に係る案件の発議手続及び国民投票に関する法律案」)を衆議院に提出しました。法案は、日本国憲法第96条に定める憲法…

自民党新憲法草案(6)

第4章(国会)の改正は小幅で,国会制度の大枠はほとんど変わらない。 注意すべき点は,内閣の解散権を明記したこと(54条),大臣の出席義務緩和(63条2項),政党条項の追加(64条の2)に加えて,定足数条項の変更がある。 56条2項 両議院の議…

“愛国心”

教育基本法改正に関連して,“愛国心”という概念をめぐる様々な見解が飛び交っている。気になるのは,愛国教育への懸念に配慮して,「愛国心といったときの“国”とは,国家・政府という意味ではなく,郷土や文化・伝統のことである」というような説明がなされ…